東洋医学から考える自律神経失調症 パート1


2023年07月08日

当院では自律神経失調症に対して力を入れて取り組んでいます。自律神経については緒先輩方が丁寧に説明してくださっているのでそちらをご覧いただくとして、私のルーツである東洋医学の観点から説明させていただきます。

東洋医学には重要な理論として「陰陽論」があります。世の中のあらゆるものを陰と陽に分けて、対立する関係としたもので、人間の身体にも陰陽があり、そのバランスが崩れた時病気(不調)になるという考えです。性格においても陰気な性格、陽気な性格、といった言い方をすると思いますが、これも陰陽論から来ていると考えられます。陰気には縮める、蔵する、冷やす、鎮静する、などの働きがあり、陽気には伸びる、発散する、熱する、発揚するなどの働きがあり正反対の性格となっており、お互いがバランスをとっています。世の中陽気な人ばかりでは住みにくいと思いませんか?(ちなみに私は陰気な性格)あの人は陽気でうらやましい、と思ったりしますが、陽気な人は陽気な人なりに悩みを抱えていたりします。陰気な人、陽気な人が混在することで世の中のバランスが取れているんですね。どちらがいいというわけではなくそれぞれ意味があるんです。

次回に続きます。

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